チームホンダはシミコットまであと一日のところまで進んでいるようです。
さて、飛行機は飛ぶのかな・・・
今日は門谷隊員の登頂レポートです
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「ザクッ、ザクッ。」
アイゼンを雪壁に突き立てる音が、夜明け前の静かな雪稜に響く。

雪とも霧ともつかぬ寒々とした空気の中、それでも時間と共にうすら明るく成りつつある周囲を見て
心のどこかに安堵を感じ、同時に太陽の偉大さを改めて噛締める。

6時半を過ぎると、何とか写真撮影に耐えるだけの光が出てくる。
一丸となって急峻な斜面を進むメンバーにカメラを向け、ファインダーを覗きこむと、静かに息を止めてシャッターを切る。
標高約5500m、一枚撮影する度に酸素の薄さが身に沁みる。しかし、ファインダーの中のメンバーだって、同じ状況の中
登っているのだ。弱音を吐くわけには行かない。
事前に行われた加藤登攀隊長とシェルパたちによるしっかりした偵察とルート工作によって、チーム全員快適な登高が出来る。
急峻な雪壁を登りきると、終に頂上稜線に出た。生憎、霧は晴れずシャッターチャンスには乏しいが、
細い稜線を一歩一歩踏みしめ、頂上に向かう。
本多隊長もしっかりとした足取りで、一歩一歩着実に登っている。
「夢をもて。努力すれば夢はいつか必ず叶う。」
道中よく私にそう諭してくれた本多隊長は、今、私の目の前でそれを実行している。
 
 
そして、山頂。
人類未踏の場所に上がった感動は、筆舌に尽くしがたかった。
そしてそれ以上に、本多隊長をはじめメンバー全員が見せる、歓びの表情を写真に収められた事が本当に嬉しかった。
数多にある被写体の中でも、人の夢と、それへの挑戦の末にある幸福や喜びの姿ほど美しい被写体は無い。
未踏峰に登るという夢を持ち、困難や障害を協力しあいながら乗り越え、それを叶えた。
山頂でファインダー越しに見たメンバーの笑顔は、最高に美しいものだった。
また、若輩者ながら一写真家としてその瞬間に立ち会わせてもらう事の出来た私自身の笑顔も、至上のものだったに違いない。
門谷 優
写真1 上へ
写真2 頂上にて
写真3 撮影中の私

投稿者 tatsuno 日付: 2008年08月11日 6:05 pm |

4 Responses

  1. atsuko Says:

    本多さん!さすが、またひとつ夢を叶えましたね(:。:)おめでとう ございます。
    写真を見て、皆さん、元気そうで安心しました。。帰国するまで、気を付けて下さいね!!
    あやのちゃん、凄いですね!!やりましたね!!本当に おめでとうございました。では、では。
    atsuko

  2. 大橋会saltysugar Says:

     登頂レポート1~4を読みました。
     夢、志・・・本多さんの座右の銘が生々しく記録された登頂記と写真に感動しました。いろいろな困難に遭遇しながらも、未踏峰征覇を可能としたチームワークの素晴らしさ、人類愛や自然に対する敬虔な気持ちが、山を知らない、スキーも知らない人々に深い感動を与えたものと思います。
     出版を鶴首して待っております。

  3. 加藤 Says:

    本多さん
    夢がかないましたね。おめでとうございます。無邪気な笑顔が目に浮かびます。
    本当におめでとうございました。

  4. 尾日向梨沙 Says:

    TEAM HONDAの皆様、本当におめでとうございました。
    本多さん、夢の実現、素晴らしいですね。感動をありがとうございました!
    タケさん、最高のお土産話を家族へプレゼントですね。写真早く見たいです。
    彩乃ちゃん、やったね!!スキー滑降の話はヒヤヒヤしましたがさすがです。また聞かせてね!

コメント

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